設置の前に
防犯カメラの設置場所
防犯カメラの性能を理解して設置しなければ防犯カメラの性能を十分に発揮できせん。使用目的や使用条件に適したカメラを選択し、設置する事が重要です。
防犯カメラの設置・運用管理するに当たって
プライバシーの保護に配慮した防犯カメラの運用が不可欠です。お住まいの地域で『防犯カメラの設置・運用管理に関するガイドライン』などを作成しています。役所などにご確認ください。
AHDカメラ(AHD2.0)
カメラの重量を考慮して、取り付ける場所の材質や構造に十分な強度があることを確認し、設置します。
壁面への取り付け
カメラのブラケットを壁面に取り付けるには、胴縁部分にネジが通せる位置で固定します。胴縁からネジが外れてしまう箇所は中空壁ボードアンカーを使用します。 壁の種類や構造に合わせて、適したネジやアンカーを使用します。
※ コンクリートや鋼板に穴をあける場合は専用工具(ドリルビット、電動ドリルなど)を使用します。
ポールへの取り付け
ポールやコンクリート柱などにネジ止めをしないで(構造体に穴をあけずに)カメラを取り付ける方法です。
格子状のベランダやフェンスなどへの取り付けにも使用できます。
※ポールの寸法を確認の上、部材をお選びください。詳しくは部材メーカーにお問い合わせください。
⇒未来工業株式会社 | ステンレスバンド / 取付自在板 / ポールバンドを参照
電源
カメラへの電源供給は付属のACアダプター(ケーブル長約1.5m)を使用します。電源を延長したい場合は市販の電源延長コードを使用します。
接続ケーブルで配線する場合
別売の接続ケーブル(映像+電源)を屋内まで配線し、屋内コンセントに付属ACアダプターを接続します。
同軸ケーブルで配線する場合
同軸ケーブル(映像)で配線する場合はカメラの近くで電源を取ります。ACアダプターは防水仕様ではありません。設置場所が屋外の場合は電源ボックスを設けてその中で接続します。
※ACアダプターは屋外コンセントに直接差し込めません。
ケーブル
ケーブルの配線方法を紹介します。設置場所が屋外になる場合は風雨による劣化を考慮しできる限り保護材の使用をお勧めします。 特にケーブルの接続部(コネクター)の防水処理はしっかり行いましょう。
配管配線(ケーブル保護材)する場合
ケーブル保護材を使用した配線方法です。屋外で使用する場合は耐候性、耐熱性に優れた屋外仕様を選びます。ケーブルの端子の寸法をよくご確認の上、部材をお選びください。
・PF管の内径はΦ22以上を推奨。PF管の固定にはPF管専用サドルを使用します。
・モールダクトは40型/1号以上を推奨。
※ケーブルの寸法をよくご確認の上、部材をお選びください。
露出配線する場合
ケーブルを直接固定する方法です。風などで動かないようにステップルや片サドル、結束バンドなどでしっかり固定します。
※ケーブルが変形するほど強く固定しないでください。
防水処理について
ケーブルのコネクター部分が屋外になる場合は市販の「自己融着テープ」で防水処理をします。防水性能のないビニールテープなどを使用した場合、経年変化により劣化するためコネクター内部に水が浸入し錆びが発生し不具合を起こす場合があります。
「防水ボックス」を使うと、配線がスッキリとまとまります。
※寸法を確認の上、部材をお選びください。詳しくは部材メーカーにお問い合わせください。
屋内への引き込み方法
■スキマケーブルを使用
壁に穴を開けずに窓やドアの隙間から配線します。
■エアコンダクトを二次利用
設置されているエアコンダクトを利用して配線します。
■入線カバー(穴あけ工事)
壁に穴をあける工事をおこない配線します。
入線時のケーブルの取り回し
雨水などがケーブルをつたい室内に入り込まないように、引き込む手前でU字にたるませます。